侍言葉の変換サイトや変換ツールまでできた

侍言葉(さむらいことば)や武士語が人気なのをご存知ですか?侍言葉は小学生・中学生の間で流行り始めて、その後高校生や大学生の間でも流行り始め、今では、若いOLの間でも流行っているそうです。人気お笑いタレントが侍言葉を使ったら、もっと流行るでしょうね。小島よしおさんの新しいギャグでどうでしょう(笑)?武士の日本語を集めた本「使ってみたい武士の日本語」(著者:野火迅)(草思社)がヒットしたかと思えば、侍言葉の変換ツールまで登場し、子供たちの間では、現代語をわざわざ侍言葉に変換してメールするのが普通になってきているようです。侍言葉の変換サイト「もんじろう」ができればアクセスが殺到し、ついにあのシャープは、自社の携帯電話にダウンロードできる辞書に、侍言葉252語を収録したそうです。侍言葉の辞書のダウンロード数は、大阪弁とともに上位に食い込む人気なのだそうです。侍言葉は確かに流行る要因があります。例えば、学校でいたずらされたときなど、侍言葉で「おぬしも悪よのう」と返したり、それに対する返事も侍言葉で、「そちもまたこれは異なことを申すのう」と返したり。たしかに面白そうですよね。

「拙者」も侍言葉が流行っていると聞いて、「これはしたり」

侍言葉はさすがに筆者の職場ではまだ流行っていませんが、はたして職場で流行るでしょうか?若いOLが多いような職場なら侍言葉が流行ってもおかしくないですが、古参の多い職場では、先手を切って流行らそうと行動するには、ちょっと勇気が要ります。例えば、同僚を呼ぶときに、「近う寄れ」とか、まだ同僚に侍言葉を使うのならいいですが、上司に呼ばれて、「私ですか?」と聞くとき、「拙者でござるか?」と言ってみたり、上司がびっくりするようなことを言ったときに「これは驚きました」と言いたいのを、「これはしたり」と言ってみたり、上司に褒められて「とてもうれしく思います」と言いたいときに、「恐悦至極でござります」と言ってみたり。飲み会のときに、上司に「まずは一杯」と言いたいときに、「一つまいろう」などと言っっていたら、面白いですが、まず、ボーナスゼロかクビでしょうね(笑)。侍言葉は家庭ならいいかもしれません。夫婦で相手が浮気をしたのではないかと疑いの言葉をかけるときに、「おぬし、不義密通を図ったな」なんて言うと、喧嘩にもならないでしょうから、家庭の平和にも役立ちそうです。

変換サイト「もんじろう」の武士語辞書はみんなで作る

「もんじろう」(トランスメディアGP)という文章変換サイトが、「侍言葉」「武士語」の変換を追加したのは、ユーザーの要望を受けてのことだそうです。「もんじろう」の侍言葉変換サイトでは、「あなた」は「おぬし」に、「平社員」は「平侍」に変換されますが、変わったところでは、「デモ」は「一揆」、「クッキー」は「南蛮風せんべい」と変換されます。「もんじろう」は変換する侍言葉を投稿で集めているそうで、すでに約1500語の辞書を収めているそうです。侍言葉が流行する背景には、高校生以下の若い世代でこれまで流行ってきた「ギャル語」や「2ちゃんねる語」が、そろそろ飽きられてきたのかもしれません。侍言葉の重くて男性的なノリが新鮮に映るのではと分析する日本語学の大学教授もいます。また近年はTVゲームの世界で、「戦国無双」や「戦国BASARA」といった戦国もののアクションゲームがヒットし、漫画でも、新選組を題材にした少女漫画「風光る」(小学館)が女子中高生の間でヒットしているのも、侍言葉が流行る要因のようで、従来のテレビの時代劇以外にも侍言葉に触れ合う機会が増えていることも、ブームを後押ししているのでしょう。この調子で行けば、逆に時代劇ブームもやってきそうです。

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